2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧
10月に気になったイタリアの新刊その一(刊行が10月でないものも含む)。 イタリアの出版社の夏休みが完全に終わったようで、気になる本がたくさんだった。そのため、今頃になってやっと「その一」。 アントニオ・タリア著『スパイの季節(La stagione delle …
10月23日(月)から、Radio 3のAd alta voceで、夏目漱石の『草枕』のイタリア語訳の朗読が始まった。イタリア語のタイトルはGuanciale d'erba。まんま。朗読は、Marco Foschiさん。使われているのはNeri pozzaから出ているものということなので、Lydia Orig…
Radio 3の番組、L'isola deserta(無人島)の9月30日の放送回に、社会学者のFrancesca Coinさんが登場した。意外にも、この番組に社会学者が登場するのは初めてとのこと。言われてみれば、イタリアの社会学者、Coinさん以外知らない。 Coinさんは今年の8月に…
甘く、とつぜん匂うのがキンモクセイである。 花の姿を見て、そろそろかな、と待ちかねる間はなく、とつぜん強いにおいがやってくる。それから花の存在に気づく。ジンチョウゲとは違う。こちらはピンク色のつぼみが膨らんでいく姿を見せて、香りへの期待を高…
今年はイタロ・カルヴィーノ生誕百周年で、関連書が刊行されたり、イベントが開催されたりといろいろあったが、その締めくくりとして、10月19日から21日にかけてローマで国際会議 "Calvino guarda il mondo. Pluralità, coesione, metamorfosi(カルヴィーノ…
このごろ、家にあるdancyuのバックナンバーを読むのにはまっている。 家には全号がそろっているわけではなく、毎号買っていた時期もあれば、まったくない年もあり、夏に組まれるカレーの特集についてはほぼ毎年買っていたりと、歯抜けながらそこそこのボリュ…
今日は仕事が休みの日で、昼前にお気に入りの八百屋さんに行ってきた。お気に入りの八百屋さんは、家から自転車で十分ほどのところにあって、おしゃれでもなんでもない一見ふつうの八百屋さん。でもたとえば、茄子が大沢さんのと小野さんのと二種類あったり…
9月下旬に気になったイタリアの新刊本たち(刊行が9月ではないものも含む)。 ベルナルド・ザンノーニ著『25(25)』Sellerio, 2023/8/29 フランチェスコ・パチフィコ著『トップ(il capo)』Mondadori, 2023/9/5 ルーカ・ジェルヴァージ著『きみといっし…